地震に慣れ過ぎた日本人。今後は海外と同じくエマージェンシー発動?

2018年6月19日に発生した大阪地震。

震度6、マグニチュード6.1とされた地震は大阪府茨木市や高槻市を中心に大きな爪跡を残した。

現在でも地震の余波は続いており、一部地域ではガスが停止、更に水道まで断線してしまっている地域もあるとのことから避難所にも1600人が押し寄せている状態だ。

震源地は大阪市北区とのことだったが、地盤が弱いと考えられる高槻市や茨木市の方がより揺れがひどかったものと考えられる。

ちなみに大阪市北区というのは大阪府の中でも中心地で、JR大阪駅や梅田と呼ばれる地域が該当する為、多くの人が震源地付近で地震を経験したこととなる。

高槻市や茨木市、箕面市といった地域は生活しやすい街として知られており、多くの人たちが家を建てたがる地域のため、大変人気が高い。ただし、山に囲まれた地域で地盤もそれほど強くないことから今回のような被害にあったとも考えられる。

そのように考えるともっと多くの被害が出ていても不思議ではないほどの地震であったことから、現在も続いている余震の数々が眠れない夜を呼んでいる理由にもなっているかもしれない。

地震への対応で絶賛された日本人。東日本大震災や熊本地震と同じく称賛の声

そんな中で海外の人から日本人に対しては東日本大震災や熊本地震と同じように多くの称賛の声が届いている。

「秩序を保って非難する日本人はすごい」
「地震に慣れ過ぎている」
「こんなきれいにならんで非難する日本。うちの国ではありえないね」
「これが中国だったと思うと、、、、考えたくないよ」
「今までもそうだけど、こんな大変なときに冷静に避難なんてできないよ。日本人はすごい」

といった声が多く見られ、上記の写真のように並んで非難している姿を見た外国人からは当たり前のように驚きの声が聞こえてきている。

一方で聞こえた外国人差別の心ない声も。。。


そんな外国人から称賛される声が聞こえる一方で、日本人から外国人に対しての心ない声があげられていることに対して残念な声も届いている。

その心ない声というのが「在日外国人の窃盗・搾取・強盗”にはくれぐれもご用心を 」「外国人って地震に慣れてないから、真っ先にコンビニ強盗始めるか、空港に殺到するようです」といったもの。

何の根拠もない話ではあるが、まだまだ外国人差別のような言葉を平気で言う人達がいるということに対して残念でならない。

これからは国際化社会と言われ、インバウンドも多く期待される中、外国人観光客や外国人労働者を多く受け入れると言っている国がこのような事を発言していては話にならない

今後、外国人がどんどんと増えていく日本において、上記のような発言は問題外であり、受け入れる国民の心の準備や教育といったものが必要な事が垣間見える事柄であろう。

ちなみに外国人もこのような状況や発言というのには一定の経験があるようで、やはり日本人は無意識のうちに人種差別をする国であると思われている節もあるようだ。

随分と国際化社会となってきた日本だが、これからはこういった面での受け入れる心というものも育んでいく必要がありそうである。

地震でも会社に出勤させる日本。海外にならってエマージェンシーモードではダメなのか?

さて、今回の地震にはじまったことではないが、地震の際に以下のようなツイートが話題となった。

と地震の時に出社を強制したせいで大きな問題となったらしい。

これはツイートされていて問題となったが、確かに多くの会社が「とりあえず出社しろ」というのはあまりにも無責任すぎるし、これだけ影響の在りそうな状況というのはすぐわかるのだから震度6以上は大阪府全体で出社しなくてよいとか国や地方でもっと定義をしてしまっていいのではないか?と思えるレベルである。

だいたいJRや地下鉄が停止した時点で大きな問題が発生していることもわかるわけだし、地震を自ら感じているのでそれほど大きな影響がないか、大きな影響があるのかなんていうのはだいたいわかっているわけだ。

それでも会社へ行こうとする精神は本当に恐れ入るし、正直行く必要なんかまったくないと感じるわけである。

例えば今回の大阪地震は淀川を挟んで大きく分断されるという事象が発生した。

というのも大阪市北区という震源地から辿って北部というのは必ず淀川を渡らなければたどり着くことができない。

地下鉄で言うと梅田の次は中津⇒西中島南方⇒新大阪⇒東三国⇒江坂と続くのだが、中津と西中島南方の間に淀川という大きな川が流れており、結構な距離を橋が渡っている。

これは阪急や阪神でも同一で、大阪という土地は思った以上に河川に囲まれているし、大きな橋で渡らないと南北を行き来することができない立地となっている。

そんな大阪において歩いてくることを強要した会社があったとのことだが、これこそ無責任な発言であって、例えば以下のように淀川の橋を大勢の人が渡る姿が報道されたが、実態として渡っている途中に地震が来たらどうなっていたのか?と想像すると実に恐ろしい。

数百人、数千人レベルで橋の下に振り落とされる可能性があったわけである。

まあ車も通っているので一概には言えないが、橋がいくら丈夫とはいえ、脇の方を歩いている人にとっては死活問題甚だしい。

そんな状況がわかっているのにも関わらず徒歩で出社するように命令した上司というのは危機管理意識がまったくないし、人命を何だと思っているのか!!という話なのである。

またこういった状況になるにも関わらず無理して出社する精神というのは、自身の寿命を縮める行為にしかならないので何があろうが出社しないという姿勢も大事であろう。

海外で発動するエマージェンシーモード。日本でも必要では?

上述したような状況から日本では出社するのが当たり前のような状況となり、帰宅難民を増やす結果となってしまっているが海外ではどうなのか?

実は海外では災害時のエマージェンシーに対する姿勢というのが出来上がっている国が多いので、出社なんてことはまずしないだろうという状況だそうだ。

例えばアメリカなんかでは自然災害も多く発生するため、エマージェンシーモードというものが存在している。

このエマージェンシーモードが発動するとバスの行き先が避難所となり、どんな人でもタダで乗ることができ、避難所まで直行だそうだ。

また人命第一で活動する企業では、災害発生が確認されると一斉帰宅を命じる企業も珍しくない。

家族や子供をまずは守れというわけである。

そういった意味では海外の方が理にかなっているし、帰宅難民のような人たちをなるべく減らすような仕組み化がなされていると言ってもいい。

また上記のような仕組みが確立されている国からしたら、日本に来た外国人労働者というのはかなりの異文化にふれ、おかしいと思っているに違いないのだ。

危機管理意識が低い日本企業。今後の成長に期待

上述したように日本では危機管理に対する意識が甘すぎるし、企業第一となるきらいがある。

しかし、実際に大切なのは自身や大切な人達の命であり、生活だろう。守るべきものをたがえてはいけない。

そして危機管理に対する意識を日本全体で変えていく必要があることも浮彫になったのが今回の報道である。

日大のアメフト問題で話題になった危機管理学部というのも本来は上記のような災害時の対策を講じるための学問であると言われている。

ただ日大のアメフト問題で明らかになったように危機管理学部というのは日本では3大学にしかない。

こういった現状からも危機管理に対する意識というのはまだまだこれから育まれるものだということは容易に想像できるし、上述したようにエマージェンシーモードが発動するようになるのは数十年先かもしれない。

そのため、エマージェンシーモードのようなものが発動しなくても自身で人命を優先し、守るべきものを守れるように動く判断力を養って対応する事が現状では望ましいのではないだろうか。