日本ベスト8ならず。次は4年後カタール!ロシアW杯での収穫は?

日本はベルギーに僅差で敗れ、ベスト8進出ならずでした。非常に良い試合をしていただけに、本当に惜しかった。

最後の3点目はベルギーの見事なカウンターと言うしかありません。やはり世界3位の強さは本物で、本気のベルギーというのを見た瞬間でした。

今回のロシアワールドカップで見せた全員サッカー

今回のロシアワールドカップでは選手の交代も含めて多くの選手がピッチに立ちました。

1戦目も2戦目も途中から出場した本田や岡崎。3戦目に至っては6人も先発選手を入れ替えるという大胆な起用を行い、様々なサプライズを起こしました。

このことによって今大会で選手の暗雲も明確に分かれましたが、場面場面で効果的な交代を行った西野監督の手腕によるものと思います。

また本田選手に印象的だったのはスーパーサブとして途中出場を前提として調整し、結果を残していったことです。

きっとチーム戦略として監督からの指示もあったのかと思いますが、先発メンバーではなく控えからのスタートで交代後に結果を出すというのは緊張感と覚悟がいることだと思うので、こういった選手が出てきたというのは収穫だと思います。

またベルギー戦ではベルギー側の交代がうまくはまり、得点をとったのも交代した選手でした。やはりFIFAランク3位ともなるとこのあたりの意識が徹底されているのではないかと思うので、控えも含めて意識の統一を行なっていく必要がありそうですよね。

新戦力の台頭とベテランの強み!うまく融合していた!

今大会ではなんといっても新戦力とベテラン勢の融合が見事でした。

まず新戦力として最も目立っていたのはなんと言っても柴崎岳!何度も縦パスを使って前線へボールを入れる姿は今までにないパサーとしての能力を見ました。また俯瞰的な視野を持ってゲームメイクをする姿が今後の日本代表を率いる姿を想起させました。

これはワールドカップ終了後には欧州のチームからオファー殺到するな。

次にやはり酒井宏樹選手!
今大会では長友選手と共に豊富な運動量で日本を引っ張っていました。間違いなくワールドクラスの活躍で、今後を期待させる動きをしていました。今大会、酒井宏樹がいなければここまで接戦に持ち込むことはなかったでしょう。

4年後には長友ポジションとして活躍してくれることを望みます。

乾貴士選手も外せない。
ベルギー戦での綺麗なゴールも印象的でしたが、守備意識を持ちながら攻撃に参加する姿は西野監督がメンバー選考した際に言っていたポリバレントという言葉を正に体現したような姿で攻守に印象的な活躍をしてくれました。とにかく西野監督の構想には絶対に必要な選手だったと思いますし、今回のワールドカップで日本代表としては外せない存在になったと思います。

ベテラン勢で光ったのはやはり長谷部選手と長友選手。
長谷部選手はさすがの安定感で、周囲との連携や声掛けをはじめとしたキャプテンシーが素晴らしく効果的でした。また柴咲選手との相性もよいみたいで良く連携をとれていたものと思われます。そして長友選手は流石の運動量でDFとして縦横無尽に走り回りチャンスメイクに絡んでいたのが印象的でした。戻るのが遅かったときもあったのがたまにキズでしたが、長友選手が常にサイドを前後に走り回ってくれたからこそ、大きなチャンスを生み出せていたと思います。

忘れてはならないのが香川!
まさに復活した日本の10番という感じで、今大会での香川はコロンビア戦をはじめとして大きな輝きを取り戻していました。
ベルギー戦でも果敢なスルーパスへの調整で乾選手のゴールを演出し、世界からも注目を浴びていましたね。マンチェスターユナイテッドに呼ばれ、在籍していたという実績はやはり伊達ではなかったことの証明にもなりました。

本大会ではあまりいいところがないと言われながらも活躍したのがGKの川島選手。
チーム最年長として本大会でも出場し続けたGKはポーランド戦、ベルギー戦ではまさに守護神としての活躍をしていましたが、コロンビア戦とセネガル戦ではちょっと残念な一面も。

ただ、これだけ叩かれながらも出続ける精神力とちゃんと結果を残していく実力は本物で、やはり欧州で日本人GKとして唯一出続けているという実績は伊達じゃないということもわかりました。

そして最後はケイスケホンダ!
色々と危うい場面も多かったし、ベルギー戦は最後ちょっとやらかしてないか?という面もありましたが、スーパーサブとして大きな結果を残したと思います。何よりも途中出場してすぐにゴール前でボールが回ってくる「持っている男」だったので、途中出場したら何かやってくれるのでは?という期待感も大きかったと思います。

今回が最後のワールドカップになるであろうという覚悟をもって臨んでいたのも大きかったと思いますが、スーパーサブとしていつでも出られるという準備ができているように見せていた事前のインタビューや実際に出場して結果を残す姿は控え選手の鏡のような存在だったと思います。

改めて、ケイスケホンダの存在感を感じることができたワールドカップでした。

4年後はカタール!現メンバーで誰が残りそうか?

4年後の2022年はカタールワールドカップとのことで、中東の熱い地域ということもあり冬季での開催が検討されています。今まで真冬に開催されたことはないので、実現すれば初の冬季ワールドカップとなるようです。

上述した選手も含めて今大会で選ばれたメンバーも4年後は以下のように30を超えてくるベテラン世代の選手が多いため、若手選手の台頭が必要になってくるかと思います。

ポジション 選手名 所属クラブ 4年後の年齢 4年後の状況予想
GK 川島永嗣 メス 39歳 代表引退
GK 東口順昭 ガンバ大阪 36歳 代表引退
GK 中村航輔 柏レイソル 27歳 中心選手世代
DF 長友佑都 ガラタサライ 35歳 代表引退
DF 槙野智章 浦和レッズ 35歳 代表引退
DF 吉田麻也 サウサンプトン 33歳 ベテラン
DF 酒井宏樹 マルセイユ 32歳 ベテラン
DF 酒井高徳 ハンブルガーSV 31歳 ベテラン
DF 昌子源 鹿島アントラーズ 29歳 守備の要
DF 遠藤航 浦和レッズ 29歳 中心選手世代
DF 植田直通 鹿島アントラーズ 27歳 中心選手世代
MF 長谷部誠 フランクフルト 38歳 代表引退
MF 本田圭佑 バチューカ 35歳 代表引退
MF 乾貴士 エイバル 33歳 ベテラン
MF 香川真司 ドルトムント 33歳 ベテラン
MF 山口蛍 セレッソ大阪 31歳 ベテラン
MF 原口元気 デュッセルドルフ 31歳 ベテラン
MF 宇佐美貴史 デュッセルドルフ 30歳 中心選手世代
MF 柴崎岳 ヘタフェ 30歳 中心選手
MF 大島僚太 川崎フロンターレ 29歳 中心選手世代
FW 岡崎慎司 レスター 36歳 代表引退
FW 大迫勇也 ブレーメン 32歳 ベテラン
FW 武藤嘉紀 マインツ 29歳 中心選手世代

今回復活した香川選手や吉田麻也選手あたりがキャプテンとしてチームを率い、酒井宏樹選手あたりが長友ポジションとしてフィールドを駆け巡ってくれれば面白いですね。

また今大会でキーマンともされた柴咲岳選手が中心選手としてチームをコントロールしているかと思います。

今回ベテランと言われた選手は少なくとも代表引退しているでしょうし、川島選手や長谷部選手なんかはもしかしたら現役引退しているかもしれません。もちろんJリーグへ戻ってきている可能性も大いにありえますね。

4年後のカタールで代表入りしそうな新戦力は?

4年後のカタールオリンピックでは現在の日本代表がかなり高齢になりすぎる感はあるので、やはり新戦力の台頭という部分では今回代表入りしていないメンバーというところに注目が集まると思います。

ここでは今後注目するべき選手にスポットを当ててみたいと思います。

中村航輔選手

今回代表入りしていたGKですが、出番はなし。しかし現在23歳とまだまだ若いので4年後には中心選手として活躍している姿が期待できます。GKとして定着してほしいですね。

山口瑠伊選手

NHKのサッカー解説に出ていたため、「あれ?」と思った人も多いかと思いますが、山口瑠伊選手も要注目の選手です。
GKとして海外にわたり、スペイン3部のエストレマドゥーラUDで戦っている選手になります。父はフランス人、母は日本人のハーフで、早くから海外に出ていることから、今後の活躍が期待できる選手です。

欧州におけるGKの扱いは日本とは比較にならないほど厳しい環境に置かれるとのことで、それこそスーパースターとして注目されるのもGKだし、負ければ戦犯として扱われることも多い過酷なポジション。日本とは違い精神的にもタフさが求められるので、そういった環境で培われた強靭な精神力でゴールを守ってくれる選手に成長してくれると非常に楽しみですよね。

中島翔哉選手

今回は残念ながら落選してしまいましたが、4年後には期待される選手ですね。
ただ、西野監督の構想にはあっていなさそうなので、このまま続投されると何か1滴を投じないと代表入りは難しいかもしれませんね。

久保建英選手

天才サッカー少年と呼ばれ多くの特集も組まれていた「バルセロナ」の下部組織「カンテラ」に所属していたことで有名だった久保建英選手。
2015年4月にはイギリス紙『Mirror』』が選ぶ「19人のニュー・メッシ」として選ばれたサッカー界の逸材です。

4年後には21歳になっているので飛び級での代表入りということも考える事ができる年齢となっています。世界を見るとフランスFWムバッペや日本と対戦したセネガル代表のムサは19歳という若さで国を背負って戦っていました。そういったことを考えると決して代表入りしていても不思議ではないと考えることができますよね。

何にせよ世界が認めた天才少年が代表入りする姿は日本人の誰もが夢見ていることではないかと思います。

中井卓大選手

久保選手と並んで天才と称され、外せないのが中井卓大選手。
U-15相当のチームとなるレアル・マドリードの下部組織カデーテBに所属し、日々技術を磨いているのですが、世界の神童トップ5で見事に1位に選ばれるほどサッカー選手として逸材とされています。

スペイン語も覚えてジョークを交えるほどに堪能で、欧州のサッカーファンにも名前を覚えられるほど有名な選手になってきています。
中井選手は現在15歳で2022年には19歳となります。ちょうど上述したムバッペやムサと同じ年齢となるため、代表に召集することも可能な年齢となっています。

日本では若手選手の起用についてはまだまだ懐疑的で、珍しいこととされていますが、欧州ではそれほど珍しい状況でもなくなってきているため、日本が欧州のようにワールドカップ上位を目指していくのであれば、そろそろ超若手と呼ばれる年代を入れてみてもいい時期にきていると思います。

その筆頭として選ばれたら物凄く面白いですし、楽しみですよね。

南野拓実選手

個人的な願望として代表に呼ばれてほしいと思っているのが南野拓実選手!もともとセレッソ大阪でプレーしていましたが、今はオーストリアのザルツブルグで活躍している天性の嗅覚をもった選手です。

MFもFWもできるのでどこでも起用できるという強みもありますし、とにかく海外リーグでも得点力に優れているという評価を得ているので、日本に必要な選手だと思うんだよな~。あとちょっとだと思うんだ。体格的にも恵まれているとは言えないが、海外で経験を積んでぜひ代表に呼ばれてほしいと思います。

予想以上に健闘したロシアワールドカップの日本代表。一つの時代が終わり、次の世代へ!

事前のグループリーグ敗退という下馬評を覆し、見事に決勝トーナメントまで進んだ日本。

そしてポーランド戦では結果にこだわるという今までにない戦略を見せ、批判はあるもののこれまでとは違う姿を見せました。ベルギー戦では見事に2ゴールを決めるも、後半に追いつかれ、逆転を許してしまう姿はあと少しやはり何か足りないものがあると言わんばかりの姿でした。

初のベスト8入りまであと少しといった夢を見せてくれた日本代表はカタールワールドカップにその夢を持ち越した形となったわけです。

そういった中で今回のワールドカップでは日本のサッカーの形が見えてきたように思えるので、今後の4年間では明確な形をもってより洗練されたサッカーを形作るのが目標になってくると思います。

4年後を目指して日本のサッカーを作り上げるためにも若手の才能を早くから活用し、世界のトップレベルを多く経験することでカタールワールドカップでは夢のベスト8入りを果たしてほしいと願っています。