2018年のお盆はいつ?お供え物や迎え火・送り火のマナーとは?

2019年7月15日

2019年のお盆についてはコチラをご覧ください。

2019年のお盆はいつからいつまで?大型連休も可能?


2018年もいよいよ夏が本格化し、気づいたら夏休みに突入しようとしていますね。

あっという間に8月9月と時間が過ぎていきそうで、一瞬で年末までいってしまいそうです。

そんな中、8月と言えば夏休みもそうですがお盆を迎えることとなります。我が家では毎年送り火、迎え火をたき、お供え物もしっかりと備えてお盆を迎えているのですが、今年からは家族が増えての参加ということで改めてお盆を過ごす上で知っておきべきことをまとめてみたいと思います。

今年嫁入りをした人は旦那様の家の文化や風習があると思いますので、お盆の迎え方をおさらいしておくといいかもしれませんね。

お盆の起源とは?


お盆の迎え方を説明する前に、そもそもお盆の起源について説明したいと思います。

ちょっとした豆知識にもなるので相手方の親と話をするときでも「おっ!知っているの?」と印象がいいですよ。

お盆というのはもともと先祖供養の仏教儀式となります。

正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)もしくは精霊会(しょうりょうえ)といいます。

お盆というは盂蘭盆会を略した呼び方で、語源は梵語のウラバンナという地獄の攻め苦から救うという意味がこめられています。

地獄道の1つ、餓鬼道に落ちて苦しむ弟子の母親をお釈迦様が供養して救ったという故事が上記のウラバンナの始まりとされています。

お盆の行事というのはこのように仏事となりますので、正月の行事である神事とは少し違うのですね。

お盆の時期と準備物は?

お盆は本来旧暦である7月15日を中心に行われるものですが、現在では8月15日前後を中心に行われる地域が多いです。

正確には8月13日の朝が迎え盆、8月16日が送り盆となり、それぞれの日に迎え火と送り火をたくという風習があります。

そして忘れてはならないものがお供え物!!

季節ものの野菜や果物、水とあわせてナスやキュウリで作った牛馬を並べる必要があります。

お供え物についてはご存知の方も多いかと思いますが、地域によってお供えする物が違ったりするのでちゃんと風習を聞いておくといいですね。

お供え物としてよく使うのは以下のものなので、準備する際に意識しておくとよいです。
ちなみにフルーツは切らずにそのままですが、その他は料理してすぐに食べられる状態で飾るのが通例になります。

・ナス
・きゅうり
・ご飯(赤飯)
・そうめんなどの麺類
・盆棚
・箸
・季節の野菜
・フルーツ(ぶどうやもも、メロンなど丸いもの)

送り火、迎え火をするなら
以下、送り火や迎え火を炊く場合に使いますが、瓦の割れたものや植木鉢に薪を入れても代用できます。
ちなみに以下のものはホームセンターや仏具店で販売されてます。
・炮烙(ほうろく)
・おがら(麻の茎)

お盆当日を迎えてから送るまでの流れは?

お盆期間は8/13~16までの4日間となりますが、その際には送り迎えをするためにいくつかの工程をふむ必要があります。

迎え盆 8/13


迎え盆となる13日の朝型は仏壇を清め、仏壇の前に小さな机を置いて盆棚を作ります

その上にすのこかまこもを敷いて位牌を移動させておきます。この時、仏壇の扉は閉めておきましょう。

盆棚には上記で用意した季節ものの野菜や果物、水、赤飯を用意し、赤飯には箸を突き刺しておきます。そして、なすやきゅうりで作った牛馬を並べます。

この時並べた牛馬は家の中に頭が向くように向きを気を付けましょう。ちゃんと迎え入れるように内側を向け、ご先祖様を迎え入れるようにしてあげましょうね。

また忘れてはならないのが墓参り。可能であれば墓参りはこの日に済ませ、送り火をたく前に終わらせるようにしましょう。

その後、夕方から夜にかけて迎え火をたき、ご先祖様が迷わないように目印を作ってあげるようにしてください。

この時の火は炮烙(ほうろく)という素焼きの皿で井の字に組んだおがら(麻の茎)を燃やすようにしましょう。

盆中 8/14~15

盆中は特に特別なことをする必要はありませんが、ご先祖様が帰ってきているという意識をもって過ごすとよいですね。また盆踊りに参加するというのも一つのイベントになります。

逆にやってはいけないことというのが以下の3つ。
・殺生
・水辺に行く
・針仕事

これは8/13の迎え盆から8/16の送り盆まで共通していますが、やってはいけないこととなりますので要注意です。やってはいけない理由は後述しますが、子供達も含めて注意するようにしましょう。

送り盆 8/16


送り盆では夕方から夜にかけて送り火をたく必要があります。ご先祖様の帰る道を明るく照らしてあげるという意味があります。

この送り火をたくときは飾ってあった牛馬の頭を外側に向けるようにして、向きを示すようにしてください。

送るときに頭が外側に向いていないとご先祖様が迷ってしまうため、注意しましょうね。

送り火をたき終わり、お送りした後には明け方までにお供え物を始末するようにしましょう。

場合によっては送り火を炊き終わった後にまたぐ風習がある場合があります。またぐ風習が残っている家では最後に送り火を焚いて炭になったものをまたぎましょう。

初盆の場合

前年もしくはその年に身内で亡くなられた方がいらっしゃり、四十九日の法要が終わってから初めての盆を迎える場合は初盆、新盆と呼ばれ、特に丁寧に供養をすることが必要となります。

この場合のマナーは通常とは少し違うので注意しましょう。

初盆の場合には白いちょうちんを飾り、親せきや親しい人を招いて僧侶を呼びお経をあげてもらうことが通例です。
白い提灯はその年限りで焼却する必要があるので注意しましょう。

また初盆に招かれた場合には、その昔はちょうちんを送るという風習が根付いていましたが、現在では送らない場合もありますので相手方に確認するのが望ましいかと思います。その場合、御供物料や御仏前としてお金を包むのが一般的にはなっていますが、こちらも包むか包まないかも含めて確認するとよいですね。

お盆にやってはいけないことの理由とは?

お盆にやってはいけないこととして、殺生、水辺に行く、針仕事の3つを上げましたが、それぞれやってはいけない理由があります。

殺生をしてはいけない

お盆には無闇な殺生は禁止とされています。これはご先祖様が動物に乗ってくる(主にトンボ)と言われているため、ご先祖がちゃんと帰って来れるようにするためです。

そのため、虫を殺すことをはじめ、狩りや釣りといった動物を殺生する行為も禁止とされていますので、そういった職業についている方たちもお盆の時期はお休みにすることが多いです。

また地域によっては精進料理のように野菜中心の食事とし、肉や魚を食べない地域もあるぐらいです。食事については地域の風習がありますので、嫁入りした時は確認しておきましょう。

水辺に行ってはいけない

子供の頃に「お盆には水辺にいってはいけない」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

これは霊は水辺に宿ると言われているように、水辺には霊がいるというのは昔からの風習です。またお盆のときには地獄の釜が開き鬼も休んで行き来するとされており、その釜がが水辺にあるとされています。

そのこともあって水辺には近づかないようにしましょうと言われているため、海水浴や釣り、ダイビング、川遊びなどもやめましょうと言われています。

針仕事はしてはいけない

針を刺して血を出さないように針仕事はしてはいけないと言われています。

血のイメージが穢れているものというところから、昔は針仕事を避ける傾向にあったようです。このことから、棘がささるようなものを触ることも禁止されていました。

この風習は現代はそれほど受け継がれてはいないようですね。

迎え火や送り火をまたぐとは?やり方は?

地域によっては迎え火や送り火をまたぐと良いとされています。

またぐとは文字通り火をまたぐことを示していますが、ご先祖様を迎え送りするためにたいている火をまたいでも大丈夫なの?と心配になる方もいらっしゃると思います。

しかし、ここは思い切ってまたいでください。

実はまたぐことによって、無病息災、魔除けになると言われています。

またぐ時は以下のことに気をつけてまたぎましょう。
・火が消えた後の燃えかすをまたぐ
・玄関から外側に3回
・送り火をまたぐのが基本だが、地域によっては迎え火も

上記のようにまたぐことによって、元気に健康的に暮らすことができるおまじないとなります。

お盆にご先祖様を大切にもてなすことによって、送り火で送った後に皆が病気にならないようにご利益を残してくれるのかもしれませんね。

お盆にまつわるイベント

お盆というと迎え盆や送り盆といったものに目を向けがちですが、もともとはお盆にまつわるイベントだったものが現在では単なるイベントとして開催されている場合もあります。ここではお盆にまつわるイベントを紹介していきます。

お墓参り

お盆中には絶対といっていいほど行く必要があるお墓参り。最近はあまり行く人も少なくなってきたかもしれませんが、お盆に行かなければいつ行く?というぐらい重要なのでお墓参りには行くようにしましょう。

上述したように8/13の迎え火をたく前に行き、ちゃんと来てもらえるように挨拶をするのが望ましいですよ。

盆踊り


お盆の期間に各地で行われる盆踊りですが、本来はお盆に帰ってくる霊を迎えなぐさめ、また送り出すための仏事だそうです。
もともとはお釈迦様に母親を救ってもらった弟子が喜んで飛び跳ねる姿が躍るように見えたことから、盆踊りの起源と呼ばれるようになったとも言われています。

日本においては平安時代から伝わる空也上人の「念仏踊り」と一緒になったことがきっかけで全国各地へと広まったようです。

灯篭流し

灯篭流しは死者の魂を弔って、火をいれた灯籠を川や海に流す日本の行事ですが、こちらもお盆に関連する行事となります。

近年では花火大会と同時期に実施する地域もあるため、必ずしもお盆と重なって開催されるわけではありませんが、多くの地域で死者の魂を弔うイベントとして開催されています。

地域によっては精霊流しとも呼ばれますが、こちらも同様の意味を持ちます。

お盆期間中に開催されている代表的な灯篭流しの祭りとしては京都の嵐山灯篭流しが8/16、熊本県の山鹿灯篭まつりが8/15~16に開催されています。

その他にも広島のピースメッセージ灯篭流しは原爆が落とされた8/6に平和を祈って開催されていたり、少し時期を外した幻想的な灯篭流しを演出している地域もありますので、全国各地で灯篭流しを探してみるのもよいかと思います。

京都五山送り火(大文字焼)

大文字で有名な京都の五山送り火。

この大文字焼は先祖の霊を送り出すお盆の送り火として毎年行われている行事で毎年8月16日に開催されています。

「大文字」が一番有名ですが、五山の送り火というだけあって金閣寺付近の大北山の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)と東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船型」、上嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」の4つが「大文字」以外にも送り火としてたかれます。

それぞれの送り火は京都の以下の位置がよく見えるとされているので、近くに住んでいる方も遠方からでも一度は見てみるといいかもしれません。

大文字 賀茂川(鴨川)堤防〔丸太町大橋〜御薗橋〕
   北山通〔ノートルダム女学院附近〕
  高野川堤防〔高野橋北〕
船形 北山通〔北山橋から北西〕
左大文字 西大路通〔西院〜金閣寺〕
鳥居形 松尾橋・広沢の池など

点火は20時ごろからのため、自分の家で送り火をたきご先祖様を送り出した後に見に行くのも一興です。

まとめ

お盆にまつわるマナーやイベントはいかがでしたでしょうか?

大きな流れとしては本記事でお伝えした内容で問題ないかと思いますが、地域や家によっては微妙な風習の違いがある場合も多いので、実際にお盆を迎える前に一度風習を聞いてお盆を迎えるのが望ましいかと思います。

慣れてくるまではしっかりと風習を聞いて、失礼のないようにお盆を迎えていきましょうね。