世界バレー2018をもっと楽しむためのバレーボール用語とルール!最低限知っておきたい用語をまとめました

2018年10月11日

世界バレー2018の女子大会が始まりましたね。

男子は1次リーグで敗退してしまいましたが、以前の記事で書いたように1次リーグ突破も少し難しいかもしれないという印象だったので今後に向けてまた頑張ってほしいなと思っています。

女子大会は初戦のアルゼンチンに勝ち幸先の良いスタート!

今大会からは古賀紗理那選手と黒後愛選手を次世代エースの軸として今大会を戦うようです。

これからの長丁場な大会ですが、まずは1次リーグの突破を目指して頑張ってほしいと思います。

そんな世界バレーですが、近年のバレーの複雑化によりルールや用語がよくわからないものが増えたなと思っています。

そこで中学高校大学とバレーボール部でプレーしていた実績を持つ筆者が今一度ルールや用語を調べてみようと思い、調べてみました。

目次

バレーボールの用語はどんどん変わる?聞きなれたようで慣れない用語を解説

バレーボールの試合を見ているとたまに聞きなれない用語が出てくると思いますが、大きくは開設時に使われるプレーや反則をはじめとしたルールに関わる用語とポジションに関わる用語だと思います。

ここではバレーボールのプレーやルールに特化した用語とポジションに特化した用語に分けて説明をしていこうと思います。

バレーボールのプレー用語

テレビの解説でよく使われるプレーに関する用語をまとめてみました。

解説が使う言葉を聞いて不明な言葉があった場合に参考になればと思います。

バレーのプレー用語

バレーボールのプレーについて

アタック/スパイク

ジャンプして相手のコートにボールを打ち付けるプレーのことを指します。
この際に相手のブロックにボールが当たって相手コートに落ちたり、コート外にボールが落ちることをブロックアウトと言います。

レシーブ

ボールを拾い、次のプレーにつなげる事をレシーブと言います。

サーブを拾う事をサーブレシーブまたはレセプション、スパイクを拾う事をスパイクレシーブまたはディグと言います。

サーブ

全てのプレーの始まりとなるコート外から相手コートに向けてボールを打つことをサーブと言います。

サーブには地面に足をつけて打つフローターサーブを中心に、アンダーハンドサーブ、スパイクサーブ、ジャンピングフローター、天井サーブといった様々なサーブの種類があります。

バレーの反則プレー用語

審判が笛を吹く反則となるプレー用語をまとめました。世界バレーを見る上で最低限知っておくといい反則について記載しています。

タッチネット

ネットに手が触れることをタッチネットと呼びます。略して「ネッチ」と呼び、プレー中に相手がタッチネットしても審判が笛を吹かない場合は「ネッチ!!ネッチ!!」と叫んでいました。

タッチネットというのはバレーボールのプレーに関する動作にてネットに触った際に反則となるプレーなので、例えば笛が吹かれていないサーブを打たれる前にネットを触っていても関係ありませんし、ボールとは絡まない選手がネットに触っていても反則にはなりません。

セッターがトスを上げる動作やスパイクを打つときに触った場合などにはタッチネットとなる反則がとられます。

ダブルコンタクト/ドリブル

1人の選手が連続でボールに触れることをダブルコンタクトまたはドリブルと言います。

バレーボールの基本ルールの元となっているルールでもあり、レシーブ⇒トス⇒スパイクの根幹を担っているルールでもあります。

よって同じ選手がレシーブをしてトスを上げることはないですし、トスを上げてアタックを打つということもしないですよね。

このルールは「1回目の動作」と「プレー中の偶然」で2回触ってしまった場合には適用されないルールとなっており、例えばレシーブをしたボールが偶然頭や胸に当たって返ったり、ブロックした際に吸い込んだボールが腕に当たって上がったりするといったプレーは相手からボールが返ってきた際の1回目のプレーであり偶然のプレーになるため反則になりません。

反則になるケースとしては例えばオーバーハンドパスをする際に両手ではなく片手ずつ触ってしまったり、右手で上げたボールを左手でも触ってしまったりといったプレーの場合はダブルコンタクトと呼ばれる反則を取られることとなります。

アウトオブバウンズ

ネットの両脇についているアンテナにボールが当たったり、アンテナより外側を通って相手のコートにボールが返った場合のプレーを指します。

このアンテナの外というのはアンテナのはるか上上空まで含まれます。

またアンテナの外を通っていれば相手コート側であってもボールを追う事はやっていいプレートなりますので、例えばサーブレシーブが乱れてアンテナの外を通って相手コート側にボールがいってしまった場合、相手コート側まで走り、ボールをアンテナの外から時コート側へ返し、そのボールをアンテナの内側から相手コートに返すということも可能です。

ホールディング/キャッチボール

ボールを持つ、つかむ、投げるなどのボールの動きを止めるプレーのことを言います。

サーブレシーブ時に腕と腕の間に入ってしまったり、ボールをつかんでしまうプレーはもちろんのこと、スパイクを打つ際にボールを持ったような動作に見えてしまうとこの反則を取られます。

スパイクを打つと見せかけてフェイントをかける場合やタイイングが合わずに相手コートにプッシュして返球する場合がありますが、この時にボールを一瞬持ってしまうプレーとなるとホールディングを取られます。

またふいに来たボールを上に上げる場合に片手でボールに触れる場合がありますが、こういったプレーの時にはホールディングを取られないように手をグーにしたり、手の甲を上に向けてはじいたりするように気を付けることも多いです。

バレーボールのルール用語

タイムアウトの種類やフルセットの定義、チャレンジなどルールについての用語を調べてみました。

タイムアウト

タイムアウトはプレーを中断し30秒間のプレー中断を行うことができるバレーボールのルール。1セットのうちに2回とることができる。

だいたいが負けているときに監督がチームを落ち着かせたり作戦を与えたり、流れを切るといった目的でつかわれる事が多い。

この間は選手はコート外にいる必要があり、コート内にとどまることは反則とされる。

だいたいタイムアウト後の1点目をタイムアウトをとった側のチームが取る事が多いため、流れを切るとも言われている。

逆に勝っているチームは勢いをそがれた気分となるため、タイムアウト後のサーブは慎重になることが多く、ミスをしないようにサーブが慎重になったり、サーブミスをする事が多くなる。

タイムアウトは1セット内に各チームが2回ずつとることができるが、とらなかった場合でも次セットには回数は持ち越されない。

テクニカルタイムアウト

8点、16点を先取した場合にとられるタイムアウトのこと。

こちらは60秒間の間隔でとられ、5セット目以外には必ず適用される。国際試合で適用されることが多いルール。

チャレンジ

国際大会で適用されるプレーを再判定するシステム。

サッカーで言うところのVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)と同一のシステム。

例えばスパイクやサーブがインかアウトか再判定してほしい場合やボールに触っているかいないか、線を踏んでいるかどうかといった判定がコートサイドから見て微妙な時に再判定をするよう挑戦できる。

チャレンジは1セットにつき2回失敗できるという制限がついていますが、2回失敗しない限りはずっとチャレンジし続けることができるというシステム。

5セットマッチ3セット先取

5セットマッチにおける勝利条件のこと。

3セットを先にとった方が試合の勝者となる。

Vリーグや国際試合では5セットマッチ3セット先取が基本。

3セットマッチ2セット先取

3セットマッチにおける勝利条件のこと。

2セットを先にとった方が試合の勝者となる。

小中高におけるバレーボールの地方大会は2セット先取が基本となることが多い。

フルセット

3セットマッチにおける3セット、5セットマッチにおける5セットすべてのセットの試合を行うこと。

この場合に最終セットとなる3セット目や5セット目は15点先取となり、7点目をとると公平性のためにコートチェンジを行う。

また最終セットとなる3セット目もしくは5セット目は15点先取であることから、最初の1ポイントをとったチームが先行して勝つことが多いとも言われている。

リベロのトス制限

リベロポジションに入った選手は前衛となるアタックラインの前からオーバーハンドパスによるトスを上げてはならない。

もしオーバーハンドパスによるトスをアタッカーが打つと反則となり、その時点で相手に点が入る。

そのため、アタックラインより前となった場合にリベロはアンダーハンドパスによるトスを余儀なくされる。

アタックラインより後ろの場合はオーバーハンドパスによるトスが可能だが、アタックによる相手コートへの返球は反則とされているためバックアタックは打ってはならない。

またネットより上で触ったボールが相手コートに返ってはならないため、ジャンプしてオーバーハンドパスを行う事による返球がネットより上と判断された場合は反則となる。

バレーボールのポジション用語

昔はレフト、センター、ライト、セッターという呼び方のみだったものが、現在はウイングスパイカーやミドルブロッカーといった呼び方に変化しました。

しかし、レフト、センター、ライトといったポジションが消えたというわけではないため、混乱している人も多いのではないでしょうか?

ここではポジション用語としてよく使われる言葉を説明したいと思います。

アタッカー

レフトやセンター、ライトからスパイクを打つ人を総称してアタッカーと呼びます。

現在はウイングスパイカーやアウトサイドヒッター、ミドルブロッカーやスーパーエース、オポジットと様々な呼び方がありますが全てアタッカーです。

セッターやリベロ以外はアタッカーと考えていもいいですね。

ウイングスパイカー/サイドアタッカー

現在はウイングスパイカーという呼び方が一般的になりましたが、サイドアタッカーと呼ぶこともあります。

レフトポジションやライトポジションからアタックする事が多く、特にレフトポジションはレシーブも求められるポジションとなることが多いです。

このポジションでレシーブを行わないアタック専門の攻撃的選手のことをスーパーエースまたはオポジットと呼びます。

またレフトサイドからしかスパイクを打たない選手をアウトサイドヒッターと呼ぶこともあります。

いわゆるエースと呼ばれるポジションはほとんどがウイングスパイカーでかつレフトから打つ選手が多く、オールラウンダーな選手が務めることが多いのもこのポジションとなります。

今回はこのポジションに古賀紗理那選手と黒後愛選手がエースとして入っていますね。

中学校や高校ではレフト側にエースポジションとして入る人はオールラウンダーとしてプレーできる人が多く、ライト側に入る人は何でもできる器用な人が入るということが多くなるポジションでもあります。

ミドルブロッカー

ミドルブロッカーと呼ばれるポジションはいわゆるセンターポジションに入り、ブロックの要となるポジションとなります。

このポジションはブロッカーとして動くだけでなく速攻としてAクイックやBクイック、Cクイックという攻撃に入る事も求められるので、とにかく運動量が多いポジションです。

よって前衛でネットに張り付いて真ん中でブロックをしている選手やクイック攻撃にとにかく入っている選手がこのポジションにあたります。

だいたい中学校や高校ではチーム内でもとりわけ背が高い人がポジションにつくことが多く、またレシーブが苦手な人もリベロと交代する事が多いという理由で入る人が多いです。

ブロックというプレーはとにかく背が高い方が有利なポジションと言われているのですが、それは立っている状態からブロックをするためにどれだけ跳ばないといけないか?という1点につきます。

ブロックというプレーはその場で助走なしにジャンプすることやセンターからサイドへ移動しながらのジャンプをする必要があるので、どうしても手がネットの上に出るまでの時間が短い背の高い人のほうが有利です。

いわゆる背の高さ以上に指高と呼ばれる指の先までの高さがものを言うプレーとなるので、ネットの上により早く到達できる背の高い選手が優遇されるプレーなのですね。

ハイキューとい漫画では日向がセンターポジションとして活躍していますが、かなり厳しいことをしているというのは間違いない動きとなってしまうのでご参考に。

ブロッカー

ブロックをする選手はすべてブロッカーと呼びますが、現在ではピンチブロッカーといって前衛に上がったセッターの代わりに前衛でブロックを中心にプレーする選手をブロッカーと呼ぶことが多いです。

ブロックがうまい選手というのは基本的にはミドルブロッカーとなることが多いので、センターラインで使われることが多いですね。

セッター

セッターと呼ばれるポジションは1番昔から変わっていないポジションでとにかくトスを上げる専門選手となります。

とにかく攻撃の起点となるポジションとなり、トス回しによって攻撃のテンポや相手へのけん制を行うことから頭脳を要求されるポジションとなります。

中学校なんかだとまずセッターの資質があるかどうかを見てポジションを決められる事が多く、オーバーハンドパスが上手いだけでなく運動神経やセンスがある選手がつくことも多いポジションとなります。

また昔は背が低い選手が多くついていたポジションですが、近年では大型化に伴い背が高い選手が入る事も多くなってきているポジションとなります。宮下選手なんかは今回の世界バレーには出場していないものの元スパイカーとしても活躍していた全日本が待ち望んだ大型セッターなので、今後の活躍が期待されるところです。

背が高いセッターが求められる理由

「トスを上げるだけなら特に背は必要ないじゃないか!!」という理由もあり、背が低い人が多かったポジションでもあるセッター。

それでもやはり近年は大型選手が求められる傾向にあります。

その理由としては「高い位置からのトスができる」「ブロッカーとしても戦力となる」の2点があげられます。

上記の2つについては前者は高い位置からのトスを上げることでボールとスパイカーの距離が短くなることからより速い攻撃を繰り出す事ができることと相手のレフトポジションをブロックすることになるため、相手のエーススパイカーを止める必要が出てきます。

以前、156cm程度の竹下選手がセッターだった時代はよくセッター側のストレートを抜かれて点を決められていました。

そういったプレーがある度に大型セッターじゃないとダメだという意見が飛び交っていましたが、それでもなおトスさばきで全日本の正セッターとして君臨していた竹下選手はものすごい選手だったのだと言えます。

オポジット/スーパーエース

オポジット、スーパーエースと呼ばれる選手は基本的にレシーブに参加せずに攻撃専門の選手としてコートに入っている選手の人のこと。

大きな意味でオポジットとスーパーエースと呼ばれる選手に違いはありません。

ただし、スーパーエースというのは上記のような攻撃専門の選手を指しポジションはどこであろうがスーパーエースと呼ばれることに対して、「オポジット」というのは全日本のレベルとなるとセッター「対角」ポジションに入る事が多いことからライトポジションに置かれています。

ちなみに「オポジット」というのは英語で「対角」という意味をもっていて、セッターの「対角」ポジションが多くなることからこう呼ばれます。

極端な話セッターがレフトポジションでプレーをすればレフト側から攻撃専門選手としてプレーすることとなります。

ちなみに女子選手でオポジットがいないのは全員がレシーブをするポジションをとるためですね。

スーパーエースやオポジットに左利きの選手が多い理由

スーパーエースやオポジットと呼ばれるポジションでは左利きの選手が多いというのはお気づきかと思います。

そしてこのポジションに左利きが多いというのは、そもそもライトポジションからスパイクを打つという機会が多いこのポジションは左利きだったら優先して割り当てられることになるからなんです。

中学高校時代なんかはその傾向が顕著で、左利きだというだけでライトポジションに割り当てられることは多々ありますし、実際にそういう選手は多かったです。

左利きというだけでライト側からのスパイクを打つ際にはめちゃくちゃ有利というのもあるので、左利きのライトがいる学校はそれなりに強いイメージでした。

そういった意味で日本代表に入る選手も左利きの選手が多く、スーパーエースやオポジットも左利きが多いんですね。

リベロ

チームで唯一コートに出入りが許されているのがリベロというポジションです。

このリベロというポジションの歴史はここ20年ぐらいで出来上がった新しいルールなのですが、スーパーエースやオポジットとは対極にいるポジションとなります。

そもそもこのリベロというポジションが出来た事によって大幅に戦略の幅が広がりました。

今でこそセンターポジションとなるミドルブロッカーにリベロを入れることが通例となっていますが、出来た当時はレフトやライトポジションにリベロを投入するチームも結構いましたし、リベロを入れるか入れないかということも含めて戦略の一つでした。

リベロが誰になるのかはコート上で一人色違いのユニフォームを着ているのでわかると思いますが、コート上に2人リベロは入れないというルールがあるため、必ず一人しか存在しません。

レシーバー

こちらはブロッカーとは違いレシーブ専門の選手の事。

レシーブ専門でレギュラーとして出ているリベロとは違い、主に控えのレシーブ補強要因として使われることが多い選手となります。

サーバー

サーブがうまい選手のことをサーバーと呼び、特にサービスエースをよくとる選手のことをビッグサーバーと呼びます。

またピンチサーバーといって控え選手の中でサーブのうまい選手として登録することもあります。

全日本男子では柳田選手がビッグサーバーとして強烈なジャンプサーブを武器に活躍しています。