エボラ出血熱感染の疑いで埼玉県在住70代女性を検査!感染経路や症状は?デマに注意!!
エボラ出血熱に感染の疑いがある埼玉県在住70代の女性を検査に踏み切ったとの報道がありました。
現在検査中との事で陽性か陰性かは不明との事ですが、現在感染が広がっているコンゴ共和国からの帰国後に高熱が発生したとの事で感染の疑いがある事から検査に及んだようです。
実際この女性は7月31日にコンゴ共和国から帰国後、8月3日になって38.2度の発熱があり、夜には39.2度まで上がったとの事で病院にも通っており、その際にはインフルエンザA型が発症している事が確認された事もあわせて報道されています。
女性はコンゴ共和国においてはエボラ感染症の患者との接触はなかったと言っていますが、検査をしないわけにはいかない為にエボラ感染症の検査を行う事に踏み切ったのでしょう。
しかしこの報道によって早くも「エボラ出血熱が空気感染する」といったデマ情報が拡散され、世間を混乱の渦に巻き込んでいます。
エボラ出血熱について他人事ではなくなったことから、ちゃんとした情報を本記事ではお伝えしていきたいと思います。
エボラ出血熱の感染経路は?空気感染はないので安心
エボラ出血熱についてですが、
まず覚えておきたいのが空気感染はしない事です。
感染経路としては主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れる事が原因とされていますので、決して同じ空間にいたから発症するというものではありません。
人や動物に関わらず血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性がある病気になります。
よって現時点で何か気を付けた方がいいという事もありませんし、安心して暮らす事ができますね。
エボラ出血熱の症状と潜伏期間は?
エボラ出血熱はエボラウイルスというウイルスが原因で観戦します。
エボラウイルスに感染すると、2~21日の潜伏期間の後、発熱や頭痛、筋肉痛などの症状が見られ、次いで、嘔吐や下痢、吐血といった症状が現れます。
基本的に症状が発症している患者からしか感染しない為、症状が発生していない患者からの感染はないとされている事から、
今回コンゴ共和国からの帰りの飛行機に同乗していた乗客がいたとしても感染している可能性はかなり低いと発表
されています。
よって、今回はエボラ出血熱が検出されなかった事がわかりました。
なぜ今、検査時点で発表したのか?エボラウイルス輸入に対する国の思惑
そもそもの話ですが、なぜ今、エボラ出血熱の感染が疑われる段階で大々的に報道したのでしょうか?
検査が陰性なら問題ないですし、空気感染もしない事からあえて報道して恐怖をあおる必要はないですよね。
しかし、それでも検査段階から報道されており、既に「空気感染がある」といったような誤った情報が拡散されています。
SNS上ですぐに情報拡散する時代なので、デマも含めて情報が流れる事自体が安易に想像できますし、単純に混乱をきたすだけでは?との声もあります。
その為、そのような事態を想定してでも情報を流したかったという理由があると考えるのが自然ではないでしょうか?
その理由の1つとして考えられるのが、
国立感染症研究所が2019年の5月にエボラ出血熱の原因となるエボラウイルスの輸入を行い、研究を行う事を発表している事です。
この時には輸入して研究する理由として東京五輪やインバウンドによる来日外国人の増加に伴い、未知の病気に感染するリスクが高くなっているという理由を挙げていましたが、多くの人から
「わざわざ危険なウイルスを輸入してまで研究する意味はない」
「ウイルスを輸入した際に国内感染が発覚したらどうするのか?」
といった反対意見が多く聞かれました。
この状況を見た日本政府としてはこのまま簡単に輸入できる状況ではないと判断したに違いありません。
しかし、今回コンゴ共和国というエボラ感染症が発生している国からの帰国者の中に高熱を発症している患者がいる事がわかり、検査に踏み切る事としたに違いありません。
国内にエボラウイルスが持ち込まれた可能性があると市民に広がれば、政府は大々的にエボラウイルスの輸入に踏み切れるというわけです。
その為、今回の報道はあくまで国民全体に「エボラウイルスが患者により持ち込まれた可能性がある」という事を知らせる為の報道であり、本当の目的はエボラウイルスの輸入を正当化する事にあると見るべきです。
まとめ
エボラウイルスは空気感染はしないという事をくれぐれも意識して、誤った情報は拡散しないように気を付けていきたいですよね。
今回の報道によってより身近にエボラ出血熱を捉える事になりましたが、怯えて暮らす必要はないので正しい情報を信じて生きていくようにしましょう。
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