3次ラウンド0勝2敗の日本。5位6位決定戦であたるアメリカとは?
世界バレー2018の3次ラウンド、第1戦はセルビア、第2戦はイタリアに負けてしまいましたね。
負けたものの第2戦では今まで全勝のイタリアに対してあと1歩というところまで日本の粘りのバレーが追い詰めました。
イタリアが要するスーパーエースのエゴヌがいるようなチーム相手でも日本の粘りのバレーが通じるということが証明された試合だったと思います。
しかし、この結果により、第3戦を前に日本はメダルの望みが絶たれてしまったため、5位6位決定戦にまわることとなります。
日本としては残念な結果に終わったように思ってしまいますが、5位6位決定戦で当たる相手はアメリカ!!
前回の世界バレー王者相手に戦う事になると共に、今後を占う1戦にもなる試合です。
2020年の東京オリンピックでメダルを取ることを焦点に戦っている中田ジャパンにとっては負けられない戦いになります。
そんなアメリカとはどんなチームなのでしょうか?
5位6位決定戦の相手アメリカの基本データ
国名:アメリカ
世界ランク:2位
1次ラウンドの結果:5勝0敗
2次ラウンドの結果:2勝2敗
3次ラウンドの結果:0勝2敗
3次ラウンドでは中国にフルセットの末負けを喫し、続く2戦目のオランダにもフルセットの末に負けてしまいました。
本当にまさかの3次ラウンド3位だったと思いますし、日本としてもまさかアメリカと戦う事になるとは?と驚いている状態かもしれません。
まあいずれは当たる相手だったと思いますし、対策は練っているかと思いますが、こんなタイミングで当たるというのもまた運命ですよね。
アメリカとの戦いというのはここ数年、日本が負け越しているので、ここで勝つことができれば大きな弾みになりますし2020年のメダルに向けて大きな一歩となるに違いありません。
アメリカのバレーとは?
アメリカという国のイメージからとにかく大味なエースがバンバンとスパイクを決めるイメージがあるかもしれませんが、ここ最近のアメリカはとにかくデータを利用した緻密なバレーを展開しています。
世界No1セッターと名高いロイドを中心にしっかりとレシーブを返し、計算されたコンビとスパイクで相手を翻弄します。
しかしこの世界バレー2018ではセッターのロイドがそこまでの緻密さを発揮できておらず、全体的に苦戦している様子。それでも3次ラウンドまでは順当に勝ち進んでいますので、決して油断はできませんがそろそろ日本が勝ってもいい相手だと思います。
アメリカの注目選手
今大会、苦戦気味のアメリカですがそれでもアキンラデヴォのブロックには注意しなければなりませんが、何よりも気を付けたいのはディグもレシーブもよいリベロで登録されているNo23のロビンソンでしょう。
毎回のラウンドで上位に入っているため、本当に安定感を持っている選手でもありますが、この選手はネーションズリーグではリベロ登録ではなくウイングスパイカーとして登録されていましたので、スパイカーの気持ちがわかる選手でもあります。
そのため、レシーブをするときにもスパイカーとの位置取りや見え方を気にしてプレーしている選手だと思いますし、相手スパイカーが打ってくるコースについても自分がスパイクを打つ時の気持ちになってレシーブしていると思います。
何よりディグやレシーブがいい選手というのは必然的にそのチームのリズムを作りますので、脅威になると思います。
そのほかにももちろんセッターのロイドに自由にトスをあげさせないように工夫する必要も出てくると思います。
もう一つアメリカについて語るとすれば、全員がモデルのようにスタイルがいいということと美人な選手が多いということです。
インスタグラムのフォロワーも多く、なんだかアイドルやモデルみたいにキレイな写真をいっぱい上げていますので注目です。
日本がアメリカに勝つ秘訣は?
アメリカに日本が勝つにはやはりサーブは外せません。
サーブでいかにレシーブのよいロビンソンにとらせないようにすることが必要です。どんなチームでも同じかもしれませんが、特に毎ラウンドで上位に入っていたロビンソンはこれまで以上にサーブを外す事が必要となると思います。
そしてもちろんスパイクもロビンソンの正面ではなく、いかにインナーやストレートを攻めることができるかが重要となってきますし、ライトやセンターからの攻撃に散らす必要があります。
ここまでくると総力戦になることは間違いないので、新鍋選手や長岡選手といったライトからしっかり打てる選手の力は必ず必要になりますし、もちろんレフトも古賀選手や黒後選手といった若手エースはもちろんのこと、石井選手の力も必ず必要となってくるでしょう。
アメリカはとにかくデータを有効に使ってくるチームでもありますので、いかに的を絞らせないか?ということを考えていく必要があります。
そういった意味ではバックアタックやクイック、ブロードといったセンターラインを使った早い攻撃をいかに絡めて的を絞らせない攻撃ができるのか?という部分が今後も含めて日本の課題となってくると思います。
またイタリアのエゴヌみたいな高さを持ったスーパーエースがいない日本にとってレシーブ後の攻撃のバリエーションを増やすことは今後の課題となってくる話になるので、アメリカ戦にはどんどんと使っていってほしいですよね。
まとめ
今大会、快進撃を続けてきた日本。
3次ラウンドでは残念な結果となってしまいましたが、5位6位決定戦で改めて日本の粘りのバレーで勝利をつかんでほしいと思います。
次回の5位6位決定戦は10/19(金) 19:00~ TBS系列で放送されます。
がんばれ!ニッポン!!
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