日大危機管理学部は天下り先?内田前監督以上の権力者の集まりか?就活への影響も調査

日大アメフト部の殺人タックル問題で大きく注目を浴びることとなった日大危機管理学部。

一体どんな学部なんだ?という部分については以前の記事、日大危機管理はどんな学部?を見てほしいが、この学部、調べてみるととんでもないことがわかった。

進路先に国家公務員や地方公務員とはっきりと書ける理由とは?

日大危機管理学部の進路を見ると「地方公務員」「国家公務員」とはっきりと記載されている。まあ大学なので当たり前ではないか!と言われればそれまでなのだが、国土交通省や気象庁といった省庁名となるとちょっと別だ。

日大危機管理学部はそもそも2016年に創設されていて、今年度でようやく三期目。まだ卒業生はいない学部でそこまで書けるのか?という疑問が生じる。

そもそも文系大学に危機管理学部という理系分野の学部があること自体に少し違和感を感じるし、なんか強気な学部紹介なのである。

と思って、着任している教授陣を見てみると強気な記載の理由がわかった。

危機管理学部には元官僚が多く所属

危機管理学部は初代学部長こそ日大卒なのだが、教授の大半が東京大学卒。しかも10人の教授のうち6人が官僚OB(警察、法務各2、国交、防衛各1)の構成となっていて、いわゆる天下り先として成立しているようなのだ。

もともと日大と言えば警察官への進学が国内一多い学校として有名。この危機管理学部というのも警察庁、法務省、防衛省、国土交通省のサポートを受けて成立したとのこと。

こういった設立背景があれば、天下り先として見られてしまうのも無理はない。しかし、これだけのコネを作った田中理事長というのもやはり噂通りといったところか。

ちなみに警察庁OBには山梨、熊本、埼玉の各県警本部長を務めた金山泰介氏と元埼玉県警本部長の茂田忠良氏、法務省OBは元入管管理局長の髙宅茂氏と元東北公安調査局長の安部川元伸氏といったメンバーが名前を連ねている。

そして驚くべきことに大学のリスク管理には、週刊誌の元デスクが経営する会社と顧問契約しているだけでなく、広報部の顧問に共同通信の元論説委員長を雇ったりしているのだが、今回のアメフト問題に対するリスク管理には全く意味がなかったみたいだ。

2016年危機管理学部創設時も話題だった教授陣とゲストのメンツ

危機管理学部は2016年に創設された割と新しい学部だが、この時に発表された上記の教授陣もさることながら創設時のゲストも結構なメンツだったとの話で持ち切りだ。

もともと危機管理学部を創設する際にも官僚たちとパイプをつないだと言われている亀井静香元衆議院銀、更には森喜朗元首相、國松孝次元警察庁長官といったメンバーが集まり、創設時の祝賀会でも田中理事長と同じテーブルについていたことで大きな話題となった。

こういった繋がりを持つ大学は日本全国にあるのだが、今回のアメフト問題で大きく世間の注目を浴びてしまっただけにあまりいいイメージを持たれないというのも確か。すでに手遅れかもしれないが、日大という看板が国家公務員の間で足かせとなる状態になっていたらこれらの繋がりも意味がないものとなってしまうだろう。

今後の動向に注目したいところだ。

コネが学生に活かされるのかはまた別の話だが、体育会に及ぼす影響は絶大

今回のアメフト問題で日大には内田ルートという元監督のコネで企業に就職が決まるようなことが示唆されていた。

体育会に特に残る文化だとは思うが、確かに教授の推薦一つで就職が決まるということもあるだろうし、体育会に入る理由の半分がそういった側面もあるのは否めないだろう。

普通に一学生として過ごす大学生活と体育会でしかもガチガチの監督の下で過ごす大学生活というのは全然違うものと考えてよいと思う。

そういった意味で体育会の学生と言うのはいろんな意味で監督となる先生の影響を受けるし、そこに自由意志が働かない場合もあるだろう。特に今回の日大アメフト部の場合は副理事の地位にいる人が監督でしかもOBにも多大な影響力を持つときている。そういった大きな影響力を持つ監督のいう事は絶対だと思っても無理もないし、絶対権力に逆らうことが難しかったと言わざるを得ないだろう。

学生に罪はないがイメージダウンは免れない。しかし、就活にはほぼ関係ない。

今回の件で日大のイメージ悪化は避けれない。そして多くの権力者がいることも世間に明るみになり有名になったことだろう。

しかし、ほとんどの学生はゼミで直接指導を受ける教授以外はほぼほぼ関係ない世界の話となることがほとんどだし、はっきり言ってちょっと教授と仲違いしたからと言って影響を及ぼすことはないに等しいだろう。影響を及ぼすとしたら教授に推薦状を書いてほしい場合だけなので、普通に就活をする学生からしたら関係ないと言ってよいので安心してほしい。

ただし、やはり体育会に入り力のある教授の推薦がほしいというならば話は別だ。今回のパターンはそういった部分に直結する力を持っている部活の話だったので余計に色々な思惑が絡んでいると見れるし、今後体育会に入っていこうと思うとそういった部活はまだまだ存在していると見ていい。

教授の推薦をもらいたい。と思っている人がいたらどういった環境なのか?どんな大学なのか?はしっかりと事前に調べて入学することをおすすめする。