復讐心や悔しさは人の原動力?ブラックペアンに見る成功の秘訣とは?

ドラマ「ブラックペアン」が遂に最終回を迎えましたね。

ブラックペアンの秘密や渡海先生と佐伯教授の確執が明らかになるなど、様々な謎が明らかになり、最後はお互いの目指す医者の姿が重なったことで和解となりまひた。

渡海先生は東城大を去ることとしましたが、どこかでまだ医者を続けている描写が描かれたため、医者を辞めたというわけではないようです。

渡海先生は努力の天才!?オペ室の悪魔は人並みはずれた努力の天才だった

さて、最終話で佐伯教授の担当医となった渡海先生はイイヌマタツジという患者について佐伯教授に問い詰めます。

しかし、イイヌマタツジについては話すわけにはいかないと佐伯教授は頑なに口を閉ざし、いっこうに拉致があきそうにありませんでしたね。

結局は医療過誤ではなく、理由あってのペアンだったわけですが、こことは別の場面で世良先生(竹内涼真)もイイヌマタツジについて知ろうと独自に調査を始めました。

誰も教えてくれないイイヌマタツジの情報について、渡海先生の父親である渡海一郎という医者が絡んでいると考えた世良先生は渡海の母親を訪ね、渡海一郎について「どんな先生だったのか?」と訪ねました。

その問いに対して母親から「写真見る?あの子の部屋にあるのよ」と言われ通されたのは渡海の部屋。

そこで見たもの。

それがおびただしい数の外科結び。

9話で「僕みたいな凡人は練習しないと」って言ったのに対し、「まあそうだろう」と淡々と返していた渡海先生でしたが、決して軽くあしらっていたわけではなく、自分もやっていたからこその返しだったんですね。

天才と呼ばれ、オペ室の悪魔とあだ名までつけられた渡海先生も、もともとは1人のただの人。

努力をつきつめた結果が天才と称される技術をもたらしたのですね。この努力量や一人でひたすら勉強して続けるということは人として見習いたいですよね。

努力以外に渡海先生を天才にしたもの。それが復讐心!

最終回で明らかになった渡海一郎と佐伯教授の絆。

人の体内にペアンを残したままにしてしまうという医療過誤かと思いきや、当時の状況ではそれしかイイヌマタツジさんを救う手立てはなかったことが明らかにされました。

とはいえ、そのペアンが体内に写っているレントゲンが原因で、渡海一郎は東城大を辞めることとなり、無念のうちに亡くなってしまったということでした。

お互いの勘違いとは言え、しっかりと説明があれば渡海先生はあんな風に復讐に燃えなかったかもしれませんね。

そして佐伯教授が言った前の成長が見ていたかったの言葉に表れているように復讐神話都会清四郎と言う医者をオベストの悪魔と呼ばれるほどの天才外科医に成長させたとも言えます。

そう言った意味ではあの外科結びをはじめ、天才と言わしめた外科医の腕を築き上げたのは、全て親父である渡海一郎の無念を晴らすための佐伯教授への復讐心だったとも言えます。

復讐心とはそれほどまでに強い原動力となり、1人の人間を強くするとも言えるのです。

復讐心とは何か?

ブラックペアンは渡海征四郎の復讐の物語でした。

父親が志半ばに東城大を去り、死を迎えることになった原因を作った佐伯教授に対する復讐の物語。

もう少し正確に言うと復讐する相手に近づくためにできる限りの努力と力を手に入れ、その力を使って復讐を試みる物語。

そして、復讐心というのはここまでの力を手に入れる原動力となることを教えてくれた物語でした。

復讐心というのはそれほどまでに人を変えるものなのですね。そういう意味では復讐心を持つことは人を良くも悪くも成長させるものだということになります。

では、復讐心とは何か?

復讐心とは、人に目的を与え、その最短距離を歩む機会を与えてくれるものかと思います。

復讐するために自分に足りないものを知り、それを埋めていくのにがむしゃらに頑張っていける。

不足しているものを補うために努力を惜しまない行動力をくれるのが復讐心です。

足りない何かを補う。不足しているものを埋めてくれるかなと思うわけです。

復讐しようにも力が足りない、だから努力して力を手に入れる。

この流れが出来上がるんですね。

一般的に復讐というのは良くないこととされがちですが、その一方でとんでもない力を発揮する要因となることもありえます。

そんな復讐心は自分に足りないものにも気づかせ、生きる上で大切な活力となることもありえるのです。

少し違うが最近話題のshowroomの前田社長も!?

復讐心とは少し違いますが、自分に足りない何かを補うことに対して注力した結果、大きな成功を手に入れたのが、最近話題のshowroomの前田社長。

ホリエモンも認める才能と石原さとみと付き合っているという今話題の若手社長です。

その前田社長は小さい頃かなりの貧乏だったとのことで、路上でライブを続けて日銭を稼いでいる日々だったそう。

しかし数ヶ月後には10万円程度を稼ぐようになっていたらしく、そこからヒントを得て今のビジネスを思いついたのだそうです。

showroomのビジネスは双方向コミュニケーションのライブ配信を行うことができるプラットフォームの提供。これは路上ライブからヒントを得たんですね。

何かしら大きな成功をしている人には過去に何か挫折したきっかけや大きな失敗を経験した人が多いですが、やはりそれらの経験から自分に足りないものを知り、改善してきた結果が出ているのだと思います。

ホリエモンも過去に大きな失敗を犯し、一時期は獄中生活でした。

孫正義さんや楽天の三木谷さん、ユニクロの柳井さんなんかも何度となく失敗し、足りないものを補ってきているように思えます。

そこには復讐心と同じように大きな負の感情が発生したからこそ、足りないものへの気づきを得ることができたのかと思います。

まとめ

ブラックペアンでは復讐心が渡海征四郎という天才を生み出しました。

現実世界でも復讐心とまではいかずも大きな失敗に対する反骨心から成功を掴んできた人も多いです。

復讐が良いことだとは決して言えませんが、ブラックペアンの渡海先生のように圧倒的な力を手に入れる原動力となることも確かです。

不足している何かに気づけるような恨みや敗北を経験したなら、正しい方向に反発できるようにうまくコントロールし、渡海先生のような腕を身につけるとよいかもしれませんね。

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